オンブズマン制度4
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2016年7月14日 (木) 23:12の版
概要
オンブズマン制度とは、市民が行政サービスにおいて受けた不利益が、窓口相談などで何ら解決できなかった際に、公正中立な立場であるオンブズマンと呼ばれる人物が苦情を処理することで、最終的な苦情対応機関として機能する制度である。 オンブズマン(ombudsman)は、スウェーデン語で「権限を与えられた代理人」を意味し、行政機関が行うサービスを公正、公平な立場で調査し、必要であれば改善措置を求める権限を与えられた立場の人達を指す。
起源
現在、世界に普及しているオンブズマン制度の原型は1809年のスウェーデンで生まれた。 スウェーデンの議会が行政監視を監視するための代理人「国会オンブズマン」となる人物を任命し、強力な行政調査権と公務員訴追権を与えて、公務サービスの執行状況を監視させたものであり、その職は憲法によって保障されていた。
各国への普及
1955年にデンマークで導入されて以降、北欧諸国に普及していった。1962年にニュージーランドが「議会コミッショナー法」として「議会型オンブズマン」を創設した。これをモデルとして、イギリス、カナダ、アメリカ、などの諸外国にも急速に広がった。 日本での導入は比較的新しく、1961年から総務省が開始した行政相談委員制度が国のオンブズマン制度に位置付けられており、1990年に中野区と川崎市に設置されて以降、地方自治体で本格的に導入されていった。