世論
出典: Jinkawiki
(版間での差分)
2008年7月13日 (日) 22:25の版
世間一般の大多数派の意見のことを言う。特に、ある公共的な問題に対する、多くの人が共有している意見のこと。 世論には、国民の意思表示の機能がある。しかし、単なるマスメディアの意見などが「世論」となって紹介されてしまうことも多い。
また、無作為に抽出されたある一定数の人々の意見を収集し測定して、社会的問題・政治的論争や政策などについての人々の意見・態度を把握するための統計的な調査を世論調査と言う。
世論は「よろん」、「せろん」と二通りの言い方があるが本来は別の言葉である。
「よろん」は正しくは「輿論」と書く。戦後の当用漢字による漢字制限によって「輿」の字が公式に使えなくなり「世論」と書くようになってしまった。よって、現在ではどちらの読みをしても正解である。
「世論」と「輿論」は意味に大きな差はない。
「輿論」は、きちんとした議論・討論の上に成り立った「公的意見」パブッリク・オピニオンであり、これに対し「世論」とは、多くの人が大勢に流されて物を言うイメージの「民衆の論議」ポピュラー・センチメントである。
一般的にはどちらの読み、どちらの使い方をしても、間違いではない。