宗教11

出典: Jinkawiki

(版間での差分)

2016年7月30日 (土) 13:53の版

目次

宗教について

宗教とは、人や自然の力を超える存在を認め(神や精霊)、教義(聖典)や信者による組織(教団)、戒律が存在するものであり、時には恐ろしく、また行事などにも関係するものである。 国際的には、世界の重要な要素であり、主要な要因とされている。

世界の宗教人口

2005年において ヒンドゥー教:7億6400人(13.5%) キリスト教:19億17万4000人(33.6%) イスラーム:10億3345万3000人(18.25%) ユダヤ教:1345万1000人(0.24%)と主要な世界宗教の信者数で世界の宗教人口の過半数を超える。

ユダヤ教

西洋において発展した宗教の中で最も古い歴史を持つ宗教。最初の族長はアブラハムとされ、彼を祖とする宗教伝統は、ユダヤ教、キリスト教、イスラームの3つに分かれるという。 ユダヤ教の教義とされているのは「旧約聖書」とされ、ユダヤ教徒は5つの書からなる律法や戒律を重んじている。ユダヤ教における神は唯一神「ヤハウェ」とされその名を発音することは 許されないという。世界を神の意図する完全な調和へと高めるために我々は神によって選ばれた民であるとユダヤ教徒は考える。ユダヤ教徒は神と特別な契約を結んだことを繰り返し教えられるという また彼らは、常に神への愛を愛を解く。この考え方はのちの世代にも受け継がれている。ユダヤ教徒の生活は神の与えた法に従い営まれる。その上、いかなる困難が彼らに訪れようと、いつしか救世主メシアが現れ平和のときの到来を告げると信じ続けている。

キリスト教

世界宗教の中で最も信者の多い宗教。キリスト教は、キリストの生と教え、彼の死を軸に展開している。キリスト教の教典は「新約聖書」とされ、教えの中心は隣人愛であり、つまり神と仲間の人間を真摯に愛することである。キリストが生きていた当時、ローマ帝国よる支配がなされていた。30歳までのキリストについては謎が多く、30歳の頃にヨハネにより洗礼を受けた。その後、様々な伝説を残していったという。時には横暴な行動もしていたことがあったという風にもいわれている。そんな中、人々の中にはキリストの教えを危険と考えローマ軍に政治犯として密告をした者もいた。そにため、キリストは十字架の刑に処されて死んだとされる。そして3日後に復活したという。いわゆる、行事として有名な「イースター」である。キリスト教が普及するには、長い時間がかかったという。理由としては、布教をする弟子たちが様々な迫害をうけたためである。様々な時を経て、現在では多くの宗派にわかれ、「カトリック」「プロテスタント」というおおきな分裂もあったが、人々の生活や行事など幅広いところでキリスト教は関係している。

イスラーム

世界宗教において、2番目に信者の多い宗教。様々な誤解を持たれやすい宗教でもある。イスラームにおける預言者はムハンマドとされ、ほかの預言者にならび、最終にして最大の預言者とされている。経典は「コーラン」とされ、韻を踏んでいることが特徴である。イスラームにおける神は「アッラー」とされている。イスラームの特徴は商人の宗教ということであり、契約や約束が重要視され、 聖職者は存在せず、神のもとでは平等である。また、偶像崇拝が禁止されている。その他にも、六信五行が重んじられている。イスラームには、スンニ派、シーア派、イスマイール派と宗派があり、イスラームに対して暗いイメージがつきまとってしまうのには、シーア派の行動が時に過激であるからである。

参考文献

国際社会論テキスト 太田和敬(2016) 「21世紀の宗教」著:メアリー・パッド・フィッシャー  訳:神田明 <株式会社 春秋社>         


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