アニメ3
出典: Jinkawiki
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アニメと外国の関係
日本のTVアニメーションが諸外国に輸出されて以来、圧倒的な人気を誇っている。特にアメリカとフランスでは人気が高く「ジャパニメーション」や単純に「アニメ」などと呼ばれて親しまれている。
日本アニメの特徴
キッズ・ファミリー向け作品のみならず、ティーンから社会人(大人)まで対象年齢が広い作品が多いのも日本製アニメの特徴である。アメリカ製のCGアニメは動物の表面に体毛を生やし、言葉を語らせ、ボディランゲージを加え、情報を大量に投入する傾向が強い。一方、「ポケモン」の人気キャラクター《ピカチュウ》を見れば分かるように、日本製アニメは「省略」を大事にしている。ピカチュウとサトシ少年の心が通じるのも、言葉を超えたコミュニケーションがそこにあるという事を視聴者に伝えている。ペイント、撮影、編集といった工程のデジタル化が主で、動くキャラクターや背景など「絵づくり」の大半は、現在も2Dと呼ばれる手描きの手法で制作されている。アメリカのアニメーション映画では、フォトリアリスティックな立体情報をコンピュータ演算で作り出すフル3D作品が主流となっていて、それとは対照的である。
外国で人気なアニメ
ここでは特に諸外国の評価が高い作品を絞り込むものとする。
スタジオジブリ:「もののけ姫」、「となりのトトロ」
東映動画:「機動戦士ガンダム」、「新世紀エヴァンゲリオン」
タツノコプロ:「鉄腕アトム」、「科学忍者隊ガッチャマン」
荒川弘原作の漫画「鋼の錬金術師」
他にもポケットモンスターシリーズ、ドラえもん、アルプスの少女ハイジなどが人気を博している。 これらの作品の共通点は日本アニメ特有の動作や描写の繊細さや、ストーリー性の精密さが上げられるだろう。
日本アニメの課題
外国と日本では規制の差によって大きく異なっている部分が多々見られる。例として、アメリカでは子どもへの影響を考えて、アニメのなかで暴力シーンや性表現などを放送しないで規制を行うようにしている。その結果、アニメを日本からアメリカに輸出する場合、多くの修正を受けて日本本来のアニメが見れなくなってしまっている。この規制によって、日本で人気のあったアニメがアメリカに進出した際に、人気が少なくなってしまう事態が起きてしまうのである。他にも、少子化などの影響で、アニメーターやそれらを育てる専門学校の縮小も余儀なくされていることなども課題としてあげられる。
参考文献
山口康男 日本のアニメ全史 世界を制した日本アニメの奇跡 テン・ブックス 2004年5月10日初版初刷発行 高橋公輝、津堅信之 アニメ学 NTT出版 2011年4月28日 初版 http://www.newsdigest.fr/newsfr/features/1551-japanese-anime.html http://primaryplus1.com/anime-top50
ハンドルネーム:KPT