カルト
出典: Jinkawiki
カルトの由来はラテン語「cultus」で、意味は「儀礼・祭祀」として用いられる。聖なるものに対する人間の制度化された崇拝行為で、どのような宗教団体にも民族宗教にもみられる。カルトはアメリカ流の呼び方で、ヨーロッパ流ではセクトと呼ぶ。カリスマ的指導者を有し、既存の宗教とは異なった信仰を持つ、比較的小規模な宗教団体のこと。セクトとは、それぞれの宗教から派生した「分派」のことで、ラテン語の「secta」から派生しており、「後を追う、続く、受ける」という意味がある。このことから、仏教やヒンドゥー教、神道、道教などから派生した団体を表している。2001年5月30日、人権や基本的自由を侵害する傾向のある団体に対してフランスで「反セクト法」(2001年6月12日施行)が採択された。この法律で、セクトと指定された法人やその幹部が刑法に定める犯罪を繰り返して有罪になったとき、その団体を簡単な行政手続きで解散させることができるようになった。