糖質
出典: Jinkawiki
糖質
日本食品標準成分表において、糖質とは炭水化物から繊維を取り除いたものを指す(広義では炭水化物)。 三大栄養素の一つ。炭素、水素、酸素から構成されており、エネルギー源として最も重要な栄養素で、一日に摂取するエネルギーの約60%を占めている。
糖質の分類
糖質は、単糖類、少糖類、多糖類に分類される。
(1)単糖類
一つの糖の分子から成り、糖質としての特徴を示すものとしての最小単位。
・グルコース(ブドウ糖):果実、野菜、ハチミツなどに含まれる糖。ショ糖、麦芽糖、乳糖、でんぷん、セルロースなどを構成する最小単位で、鉄液中にも0.1%程度含まれる。体内に取り入れた過度なブドウ糖は、肝臓や筋肉にグリコーゲンとして蓄えられる。
・フルクト―ス(果糖):果実やハチミツに含まれ、ブドウ糖と共存することが多い糖。ハチミツの固形分の約50%は果糖である。通るいの中でももっとも甘みが強い。
・ガラクト―ス:ブドウ糖と結合してラクト―スとなり、乳汁中に存在する。脳や神経組織に多く含まれる糖質類で、大脳の発達を促進する役割を持っている。
(2)少糖類
単糖類が2個~10個結合した糖で、単糖類が2個結合した二糖類が約知られている。
・スクロース(ショ糖):ブドウ糖と果糖が結合したもので、いわゆる砂糖(上白糖)の成分の98%がこのショ糖である。サトウキビ、てんさいに多く含まれる。
・マルト―ス(麦芽糖):ブドウ糖が2個結合したもので、発芽中の種子やハチミツなどに含まれる。唾液や膵液に含まれている消化酵素・アミラーゼによりでんぷんが分解されたときに生じる。
・ラクト―ス(乳糖):ブドウ糖とガラクト―スが結合したもので、母乳には5~7%、牛乳には約4%含まれている。