児童厚生員

出典: Jinkawiki

2015年7月31日 (金) 00:37 の版; 最新版を表示
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目次

仕事内容

児童厚生施設、つまり児童館や児童会館、児童遊園などを訪れた子供達が安全かつ自主的に遊ぶことができるようサポートする。具体的には、集会室や工作室などを利用して、児童同士の生き生きとした遊びを支援しながら、協調性や創造性、好奇心を伸ばす活動をしている。また、保護者が働いていて、放課後、家に帰っても1人になってしまう子供のための学童保育クラブというものが児童館に設置されている。そこでは、おやつを与えたり、宿題をやったり、今日あった出来事を話したりと、家庭で行うようなことをするのも仕事である。平成11年度より、正式名称が「児童厚生員」から「児童の遊びを指導する者」に変更された。


児童厚生員になるには?

基本的には以下の4つである。

①保育士もしくは社会福祉士の資格を持つ者

②高卒で、2年以上児童福祉の仕事をした者

③幼、小、中、高のいずれかの教諭資格を持つ者

④大学で、心理、教育、社会、芸術、体育の学科を卒業した者で、その施設の設置者が認めた者

公立の場合、公務員試験に合格することが前提である。その後も、すぐに児童厚生員になれるのではなく、まず地方公務員として、一般職員になったのち、児童厚生員になるという場合が多い。

現状

現在、児童館は全国に約4300館あり、児童厚生員は全国で約1万人はいる。多いように感じるかもしれないが、現在の日本では、少子化がどんどん進んでいる。また、女性も社会に出て働くということが多くなってきている。家に帰っても誰もいない、両親共働きの家族が増えている。これから先、児童厚生員の需要が増加することが予想される。児童が好きであるだけでなく、児童から親しまれ、かつ信頼されるような温厚な性格を持ち、さらに、指導力や観察力、活動の推進役としての素質を持つ人が必要とされる。

参考文献

http://manabi.benesse.ne.jp/shokugaku/job/list/153/ Benesseマナビジョン ・ http://www.jidoukan.or.jp/work/howto.html 児童の遊びを指導する者(児童厚生員) ・http://inubyokiacchi.com/ 児童遊びを指導する者(児童厚生員) ・www.honop.com/fukushi/archives/500/502/index.html 児童の遊びを指導センターする者


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