ホットエアー問題

出典: Jinkawiki

2008年8月1日 (金) 23:31 の版; 最新版を表示
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ホットエアー問題

ホットエアー:京都議定書で定められた温室効果ガスの削減目標に        対して、経済活動の低迷などにより二酸化炭素の        排出量が大幅に減少していて、相当の余裕をもっ        て目標が達成されることが見込まれる国々の達成        余剰分のこと。 東欧や旧ソ連では、1990年以降、経済の崩壊によって自然に排出枠(ホットエアー)が生じた。ロシアを京都議定書に同意してもらうために、その他の先進国はロシアの削減目標を甘くした。だが、ソ連時代の古い工場は、改良すれば生産性を向上させることができる。よってロシアは工場の効率をあげ、利益を増やすための投資をすれば、同時に京都議定書の目標をクリアできる、という立場にいる。したがって、ロシアにとってみれば、そんな苦労せずにして削減義務の目標達成できるだけでなく、あまった排出割当量を他国に売却することができるようになった。このため、ホットエアー問題とはロシア問題とも言われる。 日本が中心となりつくりあげた京都議定書であるのに、もし日本が目標達成できなかったら、ロシアは値段をつりあげてくるだろう。そのようなことにならないように、国民の環境に関する意識を高める必要がある。


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