ジュネーブ協定2
出典: Jinkawiki
1954年に結ばれた第一次インドシナ戦争の休戦協定。 同年4月~7月にかけスイスのジュネーブで開かれた和平会議(英・米・仏・ソ連・中国・南北ベトナム・ラオス・カンボジアの9カ国が参加)の結果、合意された。北緯17度線を暫定的な軍事境界線とし、ベトナム統一のため2年後に統一選挙をすることを約束。しかし、会議参加国の9カ国のうちアメリカと南ベトナム(ベトナム共和国)の2カ国が同意を取り消した。また南ベトナムのゴ=ディン=ディエム政府はアメリカの支援を受け、南北統一選挙を拒否し北に対抗したため南北統一選挙は実現しなかった。
この協定が南北ベトナムの分断の原因となり、それ以後に起こるベトナム戦争勃発の原因の一つと考えられている。