キリスト教の浸透
出典: Jinkawiki
キリスト教の一派イエスズ会の創始者の1人、フランシスコ・ザビエルは、インドのマラッカでアンジローという日本人に出会い、その聡明さに心打たれ、日本への布教を決意する。
1549年、ザビエルは鹿児島に上陸、山口・堺・京都と布教の旅を続け、2年3か月の滞在ののち離日した。彼に感化されて入信した者の数は1000人にも満たなかったが、以後、続々と外国人宣教師が来日、教徒は急増していく。とくに九州では、キリスト教徒になる大名(キリシタン大名)も現れる。彼らの多くは、南蛮貿易の利益を目当てに入信した。なぜなら南蛮船は、布教を公認する大名の領地にしか入港しなかったからだ。