ソフトテニス
出典: Jinkawiki
ソフトテニス(Soft Tennis)は、ゴム製のボールをネット越しにラケットで打ち合う球技である。 かつては軟式庭球、軟式テニスと呼ばれていた。1992年の全面的なルール改定の際に現在の名前(ソフトテニス)に改称された。
ルール
1対1のシングルスと2対2のダブルスがある。
試合に先立ってトスを行い、選択権を得たプレイヤーはサーブ・レシーブ、又はコートサイドを選び、もう一方のプレイヤーは残った方を選ぶ。 サーバーはコートより外側、(ベースライン中央にある)センターマークとサイドラインの仮想延長線の間から、ネットより向こう側、相手コートの対角線上のサービスエリアでバウンドするようにボールを打つ(ダブルスの場合、2ポイント毎にペア内でサーバーを交代する)。レシーバーはサーブされたボールが2回バウンドする前に相手コートに打ち返し、お互いにラリーを続ける。
次のようなときに失点となる。
・サーブを二回連続でフォルト(ミス)したとき(ダブルフォルト)
・サーブされたボールがバウンドする前にレシーバーが触れたとき(レシーバーの失点) ・相手の打ったボールが自分のコートで連続2回バウンドしたとき ・自分の打ったボールの1回目のバウンドが、相手のコート外だったとき ・ラケット以外の部位がボールに触れたとき ・打ったボールが審判に命中したとき ・相手コート内でボールに触れたとき(ネットオーバー) ・ラケットが手から離れてボールに当たったとき ・ボールがネットにかかったとき(ネットの裂目や隙間をすり抜けた場合を除き、ネットに触れた後に相手コートにバウンドするのは認められる。) ・プレー中に体かラケットがネット(または審判台など)に触れたとき(ネットタッチ)(プレーヤーが身に着けていたものが地面に落ちる前に触れた場合も含む)
得点は、ゼロ、ワン、ツー・・・と数える。先に4点を取った方が1ゲームを取得する。ただし、ポイントが3-3になるとデュースとなり、その場合にゲームを得るには、相手に2点差をつける必要がある。デュースの後の数え方は、サーブ側がポイントを取るとアドバンテージ・サーバー、レシーブ側がポイントを取るとアドバンテージ・レシーバーとなる。カウントコールはサーバー側が先となる。2-2等両者の得点が同じ場合は、3-3以前までは「○○オール」と言う数え方をする。3-3以降は前記の通り。但し2回目のデュースでは「デュース アゲイン」と言うコールをする。 総ゲーム数の過半数ゲーム(5ゲームマッチなら3ゲーム、7ゲームマッチなら4ゲーム、9ゲームマッチなら5ゲーム)先取すると勝ちとなる。ゲームカウントが2-2(5ゲームマッチの第5ゲーム)3-3(7ゲームマッチの第7ゲーム)あるいは4-4(9ゲームマッチの第9ゲーム)になったときは、7ポイント先取のファイナルゲームを行う。ポイントが6-6の場合はデュースとなり、相手に2点差をつけると、そのマッチの勝者となる。偶数ポイント目の決着後にコートサイドやサーブ(サーバーペア)を交代する。(最初の2ポイントでサイドとサーブを交代し、以降4ポイント毎にサイド、2ポイント毎にサーブを交代) シングルスは1993年より正式に導入された。このとき採用されたルールは現在のそれとはおおきく異なり、コートの左右半面を使用するというもの。発足当初から疑問の声があがっていたが、2003年の世界選手権よりルールが改定。硬式テニスのシングルスと同サイズのコートで競技されることになった。ネットの高さなどはダブルスと同様である。
ダブルスのルールは1993年に大きな変更が見られた。1993年のルール改定では、主に「ポジションの制約」というルールが加えられた。サーバーとレシーバー以外のプレーヤーはインプレー前にコートに入ってはいけない、とするもの。加えて、2ポイント毎にペア同士でサーバーを交代することとなった。またファイナルゲームでのタイブレークシステムが 採用。当然サービスサイドの交代もとりいれられ、永年の不公平がようやく解消された。 2004年にはマイナーチェンジがあり、サービス時のポジションの制約がなくなった。