三巻からなる歴史書。712年成立。序文によると、天武天皇が稗田阿礼に誦習させていた帝紀・旧辞を、天武天皇の死後、元明天皇の命を受けて太安万侶が撰録したもの。上巻は神代の物語、中巻は神武天皇から応神天皇までの記事、下巻は仁徳天皇から推古天皇までの記事が収められている。現存する我が国最古の歴史書であり、天皇統治の由来と王権による国家発展の歴史を説くもの。
参考:大辞林
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