銀行

出典: Jinkawiki

2012年2月9日 (木) 14:08 の版; 最新版を表示
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目次

銀行

 金融機関の中心的存在で、家計や企業から資金を預かり、企業などに対して資金を貸し付ける業務を行っている。貸付利子と預金利子の差額が銀行の利潤となる。


銀行の3大業務

 預金業務、貸出業務、為替業務

預金業務  当座預金:小切手使用による資金の出し入れ。無利子。  普通預金:通帳式で、預金の出し入れが常時可能。低利子。  通知預金:7日間以上の据え置き期間を設け、預金者は2日前に払い戻しの通知をする。  定期預金:3か月、6か月、1年など一定期間払い戻しをしないことを契約した預金。期間が長いほど高利子。

貸出業務  証書貸付:借用証書による資金の貸出。  手形貸付:借り手に、銀行を受取人として約束手形を振り出させ、資金を貸し出すもの。  当座貸越:借り手が当座預金の残高を超えて手形や小切手を振り出した場合に、一定限度内で銀行が立替払いを行うもの。  手形割引:商業手形などを、満期日までの利息分を差し引いて、手形所有人から銀行が買い取る。  コールローン:金融機関にごく短期間の貸付を行うこと。

為替業務  内国為替:国内の遠隔地間の貸借の決済などを、実際に現金を送ることなく行う仕組み。送金、振込みのほか、公共料金やクレジットカードの口座振替など。  外国為替:為替取引が外国との間で行われること。


信用創造

 銀行が、預かっている預金額以上の資金を貸し出すこと。銀行は、預金の一部を手元に残し、あとは貸し出しにまわす。貸し出されたお金は、取引の資金として利用されるが、やがて再びどこかの銀行に預金される。これを繰り返すことによって、銀行全体としては、最初の預金額の何倍もの預金通貨をつくり出す。預金額を上まわる貸し出し額は、金融のしくみが創造したものである。


日本銀行

 日本の中央銀行として、1882(明治15)年に設立された。日本の通貨制度の中心的機関である。政府の銀行、発券銀行、銀行の銀行としての役割を果たしている。一般の銀行と違い、家計や企業との取引は行わない。次の3つの役割を通じて金利やお金の量を調整し、景気を安定させるための金融政策を実施している。1998年の日銀法改正により、内閣・財務省からの独立性が高まった。

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