原子力発電2

出典: Jinkawiki

2009年8月4日 (火) 18:20 の版; 最新版を表示
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原子力発電とは原子核反応時に出るエネルギーを利用した発電のことである。主な原子力発電は地上の核分裂を利用した商業用の原子力発電である。

なぜ原子力発電なのか

他の電力の供給手段として、火力発電と水力発電が考えられるが、両者ともエネルギー源としては問題がある。火力発電は石油をつかうが、日本は石油資源に乏しく自給できない。国際紛争など、情勢の変換にも大きく影響されがちでもある。しかも、世界的にみても石油はあと数十年で枯渇してしまう。将来のためには火力発電に変わる発電方法が必要となる。水力発電はダムを建設しなければならない。ダムの建設は川をせきとめ、大規模に自然を破壊する。環境問題が叫ばれる中では困難であろう。また莫大な時間と費用も必要となってくる。したがって、この2つに代わる新たな電力発電として、電子力発電が有力なのである。

メリット

・資源を半永久的に利用することができる。

・石油燃焼やダム建設に比べ、自然環境を破壊しない。


デメリット

・事故があった場合、健康、環境、経済に大きな悪影響を及ぼし危険である。

・放射線を人体に浴びると、細胞内のDNAが破壊され、甲状腺がんや白血病の発病率が増加する。

・放射線は長期間にわたって残留し、プウルトニウム239の半減期間は24,000年である。

・いったんもれると、密閉するしか除去の技術がない。

・汚染された土地には長期間にわたり、人間が近づけなくなる可能性が高く、経済的損失も大きい。

・事故が起きない場合でも、原子力発電所の稼動中に発生する放射線が作業している者の健康に有害な可能性がある。


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