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+ | 1943年に米国の精神科医のL.Kannerが情緒的接触の自閉的障害として11症例を報告して以来、自閉症の概念、病因論には変遷がみられた。統合失調症の最も早期の発症と考えられた時期や両親の性格・養育態度に原因のある心因論が唱えられた時期もあったが、その後、言語および認知障害仮説が提唱され、現在では原因については何らかの脳器質障害に基づく発達障害と考えられている。 | ||
+ | 自閉性障害は他にカナー症候群、幼児自閉症、小児自閉症とか単に自閉症という言い方で表わされることもある。かつてこの障害を‘小児精神病’‘児童分裂病’などと表現したことがあったが、現在、自閉性障害は統合失調症とは違うと考えられている。ただし、自閉性障害の人で青年期になって統合失調症を発症する場合もある。 | ||
[[自閉症スペクトラム]] | [[自閉症スペクトラム]] |
2010年2月16日 (火) 11:15の版
自閉症 自閉性障害 1943年に米国の精神科医のL.Kannerが情緒的接触の自閉的障害として11症例を報告して以来、自閉症の概念、病因論には変遷がみられた。統合失調症の最も早期の発症と考えられた時期や両親の性格・養育態度に原因のある心因論が唱えられた時期もあったが、その後、言語および認知障害仮説が提唱され、現在では原因については何らかの脳器質障害に基づく発達障害と考えられている。 自閉性障害は他にカナー症候群、幼児自閉症、小児自閉症とか単に自閉症という言い方で表わされることもある。かつてこの障害を‘小児精神病’‘児童分裂病’などと表現したことがあったが、現在、自閉性障害は統合失調症とは違うと考えられている。ただし、自閉性障害の人で青年期になって統合失調症を発症する場合もある。